これまで悩んだり、落ち込んだり、不安感があるときなど、よく自己啓発本と言われるものを読みました。
どの本も「なるほどなあ」と思ったり、「このままではだめなんだ今すぐ行動せねば」などと自分を奮い立たすきっかけになったりして、それなりに役に立ったと思います。
ただ、なんか表面的というか心に残らないというか、以前話題にしたチェスターフィールド著『わが息子よ、君はどう生きるか』のような「この本を一生枕もとにおいておこう」と思える本には出会えませんでした。
去年くらいですが、久々にそのような本に出会えたので紹介したいと思います。
その本は、ジェームス・アレン著『「原因」と「結果」の法則』です。
私は全然知らなかったのですが、結構有名な本みたいですね。
たまたま会社の本棚に専門書と混じって緑色の薄い本があるのを発見しました。
場違いなところにあったこともあり、何の本かなと手にとって見ると、何やら「思い」が人生をつくるみたいな云々が書いてありました。
まあ暇つぶしに帰りの電車で読もうかな、薄いし。くらいのノリで自席に持ち帰りました。
さてさて、電車で読み始めました。
目から鱗が落ちましたね。
「人間(人生)というものをなんてシンプルでストレートにそして理路整然と述べているのだろう」
最初の率直な感想です。
この本に書いてある内容はおそらく誰もが直感的には理解していることだと思います。
ただ、心ではなんとなくわかっていても上手く伝えられない、断片的な表現しかできていなかったのではないでしょうか。
この本はそれを「原因」と「結果」の法則として、実にシンプルにそして体系的に述べています。
一部引用してみます。
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「心は、それ自身が密かに抱いているものを引き寄せます。
それは、それ自身がほんとうに愛しているもの、
あるいは恐れているものを引き寄せるのです」
「行いは思いの花であり、喜びや悲しみはその果実です」
「人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」
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つまり、自分の「思い」(原因)が「環境と運命」(結果)をつくるという実にシンプルなそして抗いようもない事実を絶対的な法則として我々につきつけています。
しかも一世紀も前からです。
これを読んでからは、もう他の自己啓発本が余分な装飾がなされた派生版に見えてしまい一気に色あせました。
是非ご一読いただきたい本です。
第1〜4巻まであったと思いますが、とりあえず第1巻だけでも十分だと思います。
ちなみに、衝撃を受けた私はさっそく妻と母にこの本を読むよう勧めました。
妻:「翻訳の文章が馴染めないから途中でやめた」
母:「こんなの当たり前じゃない、言われなくてもわかってるよ」
でした。
なんだかなあ。
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